コンクリートと水を守る。
スワエール協会 加盟
スワエール工法とは?
スワエール工法は、ポリウレア樹脂を使って水関連施設を守る技術です。この技術は、施設の表面に特殊な樹脂の膜を作ることで、施設を保護します。
スワエール工法には以下の2種類があります。
スワエール上水システム | 上水道施設や用水路、養魚場、プールなど、水の安全が特に大切な施設を守るための工法です。 |
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スワエールスプレーシステム | 下水道のような、薬品や腐食などで過酷な環境にある施設を守るための工法です。 |
スワエール上水システムの特長
スワエール上水システムで使われるポリウレア樹脂は、以下の基準を満たしていることが証明されています:
● 「厚生労働省令15号」… 水道水の安全性を守るための規定
● 「JWWA K 143」… 水道業界が求める品質基準
さらに、安全性をより確かにするため、次のような試験も実施しています:
● 変異原性試験と染色体異常試験… 細胞や遺伝子に有害な影響がないかを調べる試験
● 材料や製造方法に変更があった場合、影響を確認するための追加試験
スワエール協会では、何重にもわたる試験を通じて、安全で安心して使える製品を提供できるよう努めています。お客様がスワエール工法を安心して選べるよう、これからも努力を続けていきます。
ポリウレア樹脂とは?
ポリウレア樹脂は、特殊な化合物で、高い強度と柔軟性を持ち、防水性にも優れています。この特性を活かした「スワエールスプレー工法」は、水槽や水道、用水路など、水に関係する施設の表面を保護するために使われています。
ポリウレア樹脂の特長
1.高い柔軟性
ポリウレア樹脂の被膜は、コンクリートにひび割れ(クラック)が入った場合でも追従するため、防水性が損なわれるのを防ぎます。
2.形状保持や耐衝撃性
最近では、樹脂の形を維持する能力や、衝撃に強い性質、剥がれにくい特性にも注目が集まっています。
コンクリートの弱点を補う
コンクリートは扱いやすく丈夫な素材ですが、強い衝撃を受けると壊れてしまうことがあります。そこで、ポリウレア樹脂をコンクリートの表面に施すことで、耐久性を高める研究が進められています。
このように、ポリウレア樹脂は、水関連施設を守るだけでなく、より長持ちする施設作りを支える技術として注目されています。
お問合せ
- Tel.023-622-7046
- 受付時間/月〜金(8:00〜17:00)
スワエールスプレー工法は、ポリウレア樹脂の被膜をコンクリートやその他の素材に施す技術であり、日本に導入されてから四半世紀以上にわたり発展を遂げてきました。現在では、多くの試験基準を満たし、下水道施設や浄水施設のライニング技術として採用されているほか、民間の養魚場にも導入され、水関連施設におけるコーティング技術として広く知られるようになっています。
ポリウレア樹脂の特性に関する研究やスワエールスプレー工法の新たな用途の開発も進められており、防水性や耐薬品性に注目した使用法に加え、引張強度や下地への追従性、衝撃吸収性を活かした新しい用途の開拓も進行中です。
スワエール協会は、ポリウレア樹脂に関わる技術の発展を支援し、今後もさらなる進化を目指して活動を続けてまいります。